連ドラ

そろそろ最終回ラッシュ。今期は結構数を観始めたと思うんだけど、続いたのは結局非ジャニ系3つ。ジャニ系の萌えや安っぽいワクワク感が味わえなかった代わりに、ドッシリの見応えや、普通に年相応の楽しみ方が出来た気が。

■「龍馬伝

今まで大河を最後まで観れた試しが無いんだけど、これはハッキリ最後まで楽しみに観れそう。
私のイメージだと過去の大河って、どうも埃くさい戦のシーンばかりで、男むさい武将同士が怒鳴りあって、陰で女がシクシク泣くか、お局達がドロドロの闘いを繰り広げている・・・という、殺伐とした時代絵巻しか記憶に無くて。人の心の機微や感情のやりとりなんかは、巨大な史実の前にはどうでもいいって流されてる物語には、どうしても興味が続かなかった。


けれどこの「龍馬伝」は、私の知ってる大河とは一味も二味も違う。激動の時代の男だからといって、寡黙で武骨で荒々しいばかりでなく、可愛らしかったり、弱々しかったり、おちゃらけていたり、現代の自分の感性でもばっちり共感できる現実的人情味や家族愛に溢れてる。


俳優陣の人選がまたいいのよね。いわゆる「実力派」だけでなく、福山雅治谷原章介など、旬の綺麗どころが重用されてるのが目に嬉しい。脇役も個性的でハマリ役揃いだし、これは最後まで楽しみに観る初めての大河になりそう。



■「不毛地帯

堂々の完結オメ!! やはり山崎豊子。やはり唐沢寿明。見応えたっぷり。圧巻でした。こんなの、またヨロシク!!



■「曲げられない女

菅野美穂は今いち好きじゃなかったし、いかにも問題提起型トレンディドラマの戦略がミエミエなのがうざかったし、どーかしら、最初だけ観て我慢できなくなったらやめよう・・・と思ってた1本。 なのだけど、観てく内に気付けばやっぱりジワジワと乗せられちゃった(苦笑)。
結婚には妙齢の女が一人で頑張る事とか、母親との関係とか、トラウマとか、義実家同居の問題とか、妊娠出産の事とか、やっぱ色々とウマイとこ突いてると思う。


谷原章介出てなかったら、ここまで続かなかったかもだけどね。やっぱ彼が出るだけで、下品に落ちない色気と、ハイセンスなユーモアと、どこか不思議に現実浮遊した幸福感(?)みたいなものが醸し出されるのよね。あのお顔と、あのお声を聞いているだけで、な〜んだかリラックスして嬉しい気持ちになる。とても希少な存在だと思う。



■「ヤマトナデシコ」、「左目」

これは残念ながら、今期脱落した2本。


ドラマの亀は好きだったし、ベタな少女漫画設定もハマるかも?と期待したんだけど、「整いすぎて怖いくらいの美しさ」(?)とかなんとかいう役柄がちょっと可哀想だったし(亀はセンスで魅せる雰囲気イケメンだと思ってる私)、ヒロイン役のスナコが華奢ジャニメンの中でどうしてもゴツイ大女に見えて可愛くなかったし、そうなるとそもそも話には興味も旨みも無いし・・・というので、3,4話で限界。


左目は、ヘイセイで観る山田くんの魅力をドラマでも楽しめるものか?とチャレンジしたんだけど、嫌味や臭みは感じないものの、踊らない山田くんが、私にとってはほぼ意味の無いものだと分かり、そこで脱落。