KinKiコン06-07 Harmony of Winter-iD-〜東京ドーム12/30 -2



改めて感想を書く。
★★★光一オンリーの微妙〜な葛藤含み。私にとっては悪くないシメになったけど、普通のKinKiファンには不可解な内容。



【席】

この日は友のお陰で東京ドーム初アリーナ。Bブロの左寄りだったんだけど、前が通路だったんで埋もれる事なく視界良好だった。コン中やたらと前の通路を人が通るのがちょっとウザかったけど、目の前にずっと座席や巨人や巨ウチワがあるよりもずっといい。
中央の高画質スクリーンはちょっと斜めっちゃったけど一応見えたし、目の前にはサブのスクリーンがあって、バッチリ正面から見えたので、表情を逃す事がそんなに無かった。


このアリーナ席って、ブロックの中ほどはどうだったのかな・・・。私らはブロック最前で良い思いしたけど、何列か後ろになると、もう前の人が邪魔で胸上くらいしか見えなかったりするんだろうか。光一コンの時のアリーナ(センター)席は、前とかなり距離空けてたからそんなにストレス無かったけど、ドームのアリーナ席は結構間が詰まってるように見えた。


今までドームコンで席選びを頑張るという気合いが全く無かったので興味無かったけど、今回の冬コンを経験して、席によってこんなに待遇に大差あるんだと身に染みた。しかも風の噂で、KinKi10週年のファンイベがどうやらデビュー日にあるクサイとして、ならば会場はファン規模を考えるとどうしてもドームが浮上する。いやあ〜しかし・・・こうやって、席に対する執着が沸いてきただけでも、私の中の変化が分かるなあ・・・(しみじみ)。




【熱気】

大阪はドーム内でも寒くてコート着てたんだけど、東京は微妙に汗ばむくらい暖かかった。炎とか花火とか上がってたりしたので、ステージに近いから当然なのかな。やっぱり多少暑いくらいの方が、気持ちも開放して楽しめる。 




【光一ビジュアル】

本体ビジュは言うまでも無く絶好調。 しかし、大阪ではあんなに見とれた衣装が、近くで観ると何となくイケてなく見えた。遠くに離れると「イイな!」って思うんだけど。て事は、コン衣装としては正解なのか(苦笑)。水色ノースリ衣装の胸元に覗かせたヒョウ柄は、一体何だったのかな・・・。




【どっかのロック調曲で】←相変わらず曲名が分からない

中盤で生バンドと絡むあたり。光一はジーンズ腰履きに黒タンク&ジャンパーなんだけど、私がトイレに抜けて戻ってきたら、ジャンパー脱いでた!(汗) 黒タンクは首周りと袖ぐりにキラキラが付いていて、後ろ首のとこにもキラキラで小さな十字架が。つるっつるの二の腕がシルクの様に輝いていて、その腕を振り上げて踊る姿が、とてつもなく色っぽかった。冬コンだけに着込み衣装が多いから、こうやって素肌が見えると拝みたくなる。


この一連の曲の中で、剛のソロだったかな?剛が直立で歌うところ。光一がまた横から寄っていって、剛の真横にずっとへばりついて、両腕を振り上げて、剛に煽り掛けるようなダンス・ダンス・ダンス。剛は最初無視っぽくて、でも光一が左右からかなりしつこく迫ってて(笑)だんだん困った苦笑風になり、『わかった、わかった』って感じに光一の頭をナデナデ。満足した光一は離脱。
・・・あぶないな〜・・・うっかり萌えそうになったわ・・・。




【歌唱】

光一は26日と同じく、少々不安定だった。サビは美声が通って聞き惚れるんだけど、出だしの音程が不安定なんだ。剛は相変わらず安定してた。26日は声の続かない光一をカバーするか誤魔化すかの様に剛が声を張ったので、かなりバランスが悪くなったけど、この回は2人のバランス的には良かったと思う。私がKinKiのハーモニーをうっとり聞く事ができるようにまで回復するなんてな・・・。これは、私的には凄い変化だ。変化って言っても、これが持続するか一夜の夢と終わるかは、全然未知数だけど。


TVと違ってハーモニーがすんなり心地よく聞ける理由を、途中で気付いた。剛がそっぽ向いてないんだ・・・!全然向いてない。ええ?ちゃんと前向けるじゃん・・・! そして、発声も尖ったり粘りすぎたりせずに、かなり素直。ええ?KinKi曲もこんな風に歌えるんじゃん・・・。じゃあTVの時はなんで・・・?とか、深く考えるのはやめような。深く考えると疲れるからな。




【MC】

面白かった。本当に素直に楽しかった。2人のトーク回しに無理が無く、和やかに気持ち良く笑えた。剛の帽子をネタにマリモ丼がどうのとか言う話は、内容全く忘れたけど爆笑した。内容の面白さは大阪25日と張るけど、2人の掛け合いの滑らかさとバランスは一段とUPしていたように思う。今期3回目のコンでこういう雰囲気が出せるのは、なんだかんだ言ってもKinKi10年の歴史と言うべきか。


最後の挨拶で、剛が「自分は、自分で自分が分からないくらい難しい人間で」みたいな事とか、「10周年の事は前から考えていた」とか言った時は、うっかりじ〜んとしそうになってしまった。いや実際、彼という人間も成長していない訳無いんだ。やっと自分の事を認めて謙虚に言えたり、グループを大事に言えたりできるようになったんだ。と思った。
このMCの後、光一が歌の出だし間違えたりボロボロだった。剛の言葉を聞いて光一も・・・とか関連づけてしまうと、また色々面倒くさいのでやめておこうな。でも、その前の長いMCのとこでも剛がよく外出したりお酒も飲めるようになった変化を感慨深げにしてたし、私が今回見て感じたみたいに、光一も何かを感じたのかな・・・。とか!思考を探るのはヤメようってば#。自分の良いように夢作るとロクな事にならないぞ。


ああ、ずっとこんな感じだったら良かったのにね・・・。と、どうしても、こういう付け加えをしてしまう自分の哀しさよ。
過去の事言っても仕方ないけど、どうしてもそれは、私の心の中にある。だって、じゃあこれからはずっと、いつもこんな2人を見せてくれるのか?って思った時に、「それは無い」という答えが自分にはすぐに出てくるんだ。目の前のものは凄く楽しいし面白かったしうっかり萌えそうになる部分すらあったけど、それはたまたま調子の波の頂上に当たっただけで、今後絶対に波の下のハズレコンもあるに違いないって思ってしまう。ハズレどころか崖から突き落とされるような事が待ち受けているかも知れない。昔あったような、と。だから油断できない、と。


だから、2人の話に笑いつつも、2人のハーモニーに聞き惚れつつも、心底100%弾ける事は無く、心のどこかでシニカルな自分を保とうとしてしまう。そうでないとKinKiは観れない。私も嫌な大人になってしまったもんだと思うけど、それが当座の自分なりの解決法なんだ。




【その他の雑感】
  • 剛が途中でいつの間にかマリモ帽子脱いでて、それにある時突然気付いた光一が「ああっ!!!(汗)」って凄いビックリしてたのが笑えた。中はオレンジ系のかなり明るい茶髪で、オレンジ〜茶〜白の模様のスカーフを巻いていて、なかなかオシャレだった。剛のこの時の衣装は、紫系花柄の中綿ベスト脱いだ姿は結構好き(!)。小さめのレースがついたブラウスとオレンジのパンツ、似合ってて可愛かったと思う(!!)。
  • 光一コンと比べてはいけないけど、決定的に美味しくない部分がある。それはダンス。ドームだからという理由と、KinKiだからという理由。光一がどんなにカッコ良く完璧に踊っても、ドームじゃちっとも見えないし伝わらない。KinKiじゃバランス悪すぎる。これは、ダンス担にとっては致命的。
  • あとでネットのコン感想を観たら、今回のセットがショボすぎるという意見を多く読んだ。へえええ〜〜。あれでショボいんだ。ああ、確かにHコンだっけ?かは、巨大な宇宙ステーションみたいな柱がデーン!てあって、そこからKinKiが出たりしたもんな。今回は正面から見たら映像や照明で飽きないけど、角度つくとダメダメだっていうのは私にも嫌と言うほど分かった。うん・・・そういう意味では、ショボいというより、計算違い&不親切なセットだったな。
  • でもやっぱりKinKiってすげーと、改めて思った。アリーナ前方から見渡す会場の大迫力。ドームを埋め尽くすファンの大海原。圧倒されたわ。この年末に、こんだけの人を集める事ができるって、やっぱり凄い。以前はバカにしがちだったギネス記録や、今回WSで聞いたドーム連続公演記録だって、やっぱり凄い。誰もが作れる記録じゃないよ。さすがジャニーが手塩にかけ、光一が決して手離したくなかったグループだっていうのは、よお〜く分かった。
  • 色んな感情が入り混じって総括は難しいけど、今ある気持ちとしては、今後も私なりに、無理をせずにKinKiを観ていけたらいいな、という事。以前の2人を取り戻そうとか、今までの誤解を解こうとか、そういうのは一切無し。応援、という言葉も使えない。正直、昔私が愛したKinKiはとっくのとうに、もう死んでる。哀しいけどそう実感する。 これからは、一から新しく、新しいKinKiのバージョン2を観ていく。一歩引きながら、でもなるべく新しい気持ちで、楽しみながら観れればいいと思う。書いておくけどこれは、私にとって、も〜〜〜のすごい進歩だ。数年前の私は、こんな事考えられないくらい遠くに居たんだ。この変化を、私も自分で歓迎したい。