映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」5/25

評価:★★★★☆  (ネタバレは下方に隔離)



公開初日なだけあって、レイトショーでも超満員。映画館自体も凄い人出。特に初日に拘ってた訳じゃなく、個人的記念日だったから観に行った。田舎だからナメてたけど、ちゃんと予約してて良かった〜。


これから観る予定の人には是非とも言っておきたい。1と2をしっかり復習してから見るようにと。 明日日曜洋画劇場で1があるから、もう一回ちゃんと観た方がいい。できれば2も借りてもう一回観よう。それから今回の完結編に臨もう。絶対にその方が楽しめる。 ・・・そうしないで物語を半分忘れてた私は、中盤までか〜なり苦しんだから・・・。 マニアックなんだよな〜、良くも悪くも(苦笑)。1を観ずに2で初見した時は、何にも知識無くても楽しめたんで、3も気を抜いてポカーンと観に行ったら、してやられた。


完結編なだけあって、今まで絡み合った全ての人物やエピソードが総出で次々と展開してくんだけど、一人一人に見覚えはあっても、これはどこの誰で、誰とどんな経緯だったか、誰と誰が敵かなどの細かい設定がしっかり頭に蘇っていないと、話の展開にもう付いていけなくなる。分かっていればもっともっと笑えたり、驚いたり、納得したり、喜んだりできた筈。そこが凄く悔しい。 ただ、だからこそ、1,2を何度も観たフリークスには、今回の完結編はたまらないものがあったと思う。


話がほとんど最後まで微妙に訳ワカメ状態だった割には、観終わった後は、物凄い高揚感とある種の満足感で興奮が収まらなかった。それはやっぱり終盤の・・・

★以下、多少ネタバレあり★







あの嵐の中の海上戦!!!それぞれの帆船たちの雄姿!!! 今回の興奮は、これに尽きる。
時におどろおどろしく、時に窮地に現れたヒーローの如く、時に圧倒的権力をみなぎらせて、海上に現れ、縦横無尽に立ち回る帆船たちの格好良さ!! もうもう、これには魂が震えるほど興奮した。
どっかから船が現れる度に、「デタァァァァーーーーーー!!!!(大拍手)」、船同士戦闘態勢に入ると「キタァァァァーーーーー!!!!(震撼)」「カッコイイーーーーー!!!!(泣)」 私知らなかった・・・帆船フェチだったんだ・・・(汗)。


いや、この映画以外でもこんなに狂い萌えるのか知らないけども。少なくともこの映画の中では、どのキャラの魅力をも押しのけて、完全にTOPは帆船萌え。ジョニデ萌えを蹴散らして、ブっちぎりダントツで一位。


だから評価には大変困った。帆船萌え度だけはもう6つ★あげてもいいくらい。けれど、作品全体としてどんだけ楽しめたかというと、上に書いたような理由で不完全燃焼と欲求不満は大きい。物語をしっかり掴んでいたとしても、今回はどうしても総花的かつ盛り込みすぎが高じて、テンポにも余裕が無く、末端のドラマがぞんざいになっていた気もする。何より私が2でハマった、可愛くてカッコイイ、愛すべきジャック・スパロウの活躍や魅力の分量が削られていた気がするのが、どうにも寂しい。代わりにウィルがちょっとカッコよくなってたのがビックリだけど。彼をお?セクシーじゃん?と思ったのは初めて。身体つくってたもんなー。


そんなこんなで、おとなしく4つ★にするには惜しいけど、5つ★認定に一歩届かずというところ。4.7★とかできたらいいのに。これから100点満点制にするか?・・・いや、もっと悩みそうだ・・・こうやってクダクダ言い訳しながらも5〜6段階で分けた方が諦めがつく。
母からも一緒に観ようと言われてるので、明日1を見直して、色々復習してからもう一度観るつもり。そこで評価が変わったら修正しよう。