KinKiコン06-07 Harmony of Winter-iD-〜大阪ドーム12/26

25日が凄く良かったので、色々と見劣りがしてしまったのは事実。個人的にも取り巻く状況が悪すぎた。以下はほぼ全部愚痴。コンレポらしきものは無し。KinKiファンにも、たぶん各オンリーファンにも楽しくない内容。




【雨】

とりあえず、この天気だけで苦痛とイライラは3倍増し。入退場も電車も倍時間がかかった。雨の中5万人の移動はキツイ・・・。




【席】

1塁側一番端(ステージ寄り)の1階スタンド後列。ステージの真横角度に近い席。本当はアリーナ取れてたんだけど、チビ&脚弱い&ジャニ初めてという母の事を考えて、スタンドに交換してもらったんだ。光一コンの感覚で、広いドームでもとりあえず距離的には一番近いぞ♪なんて楽しみにしてた私の当ては100%外れた。全然ダメじゃんこの席・・・(泣)。


音はグワングワンだし、前夜観た美しいセットも特効も照明も、真横な為に殆ど見えない。一番GJと思ってた大スクリーンが全く観えなかったのには本当に悲しくなった。周りにも小さいスクリーンが点在してたんだけど、見えたのは遥か遠くバクステ上方にある小さいスクリーンだけ。しかしこれも、すぐ側からメインステを指して注がれる照明の帯に遮られてボンヤリしか見えない。ステージ上の彼らは殆ど正面向いてるので横顔ばっかり。MCに至っては、光一は剛側を向くので遠くに小さい背中しか見えない。いくらスタンドの中では近い距離といえど、スクリーン無しではドームはキツイ。
ムービング移動も、やはりステージ寄りの真横からは微妙な距離と角度。頼みの綱の外周トロッコも、対角線は良く観えても、肝心の近くに来ると、前列の客に遮られて全く見えない。


・・・と、ガッカリづくし。前夜良い思いをしているだけに、この違いには愕然とした。結局、この角度はもう切り捨てられてるんだなあと思った。
後悔しても仕方が無いけど、本当はなかなか良いアリーナだったのに、それを手放してわざわざこんな悪い席を入手した自分が悔やまれてしょうがない。なんてバカなんだ私・・・。良かれと思ってした事なんだが、おかげで母は「見えない」「何言ってるかわからない」と終始ブーイング。ああスマンかったな#全て私の見込み違いのせいだよ##申し訳ありませんね###と思いつつ、そう口に出してしまうと、母の中で「ダメコン体験」が決定事項になってしまう気がして、「結局どこで観てもストレスは残るのよ」とか「そう?私には何言ってるか全部わかったけどな〜」とか、「ドームコンにしてはジャニの音響は素晴らしいんだよ」とか、やたらとフォローに回ってしまい、自分のストレスは棚上げしたので凄い疲れた・・・。


そんなに思い入れていないとはいえ、初ジャニコンで、やっぱり母には楽しい体験をして欲しかったんだが。ドームコンは暫く席の感覚無くしてたからなあ・・・。これをここに書く事によって、次いつか同じような事があっても思い出して対処できるようにしたい。




【歌唱】

光一の調子があまり良くなかった。前夜、どこまでも伸びて広がって響き渡った歌声は、この日は抑え目で息が途切れる事が多かった。これを音大声楽科の母が聴き逃す筈は無い。彼女の中では「剛は歌とおしゃべり」「光一はビジュアル担当」という位置づけがなされた模様(涙)。だから前もって「ジャニに歌は期待するな」と言っておいたろうが!## でも私が25日帰ってから「歌が凄く良かった!」って言っちゃってたのよねぇ〜〜。ああ、せめてスクリーンで光一のカッコイイダンスと麗しいお顔がよく見れたらなあ。それだけで、全てを翻すくらい満足できちゃうのに。
光一から良く聞く、「皆さんにとっては一回きりのコンだから大切にしたい」という話が、痛く痛く身に染みた・・・。




【MC】

正直・・・あんまり面白くなかった(汗)。どんな内容か覚えてないけど、私には心に残らないくらいどうでもいい内容で、途中で飽きた。どうでもいい話でも話を聞けるだけでファン的には満足なんだろうけど、どうもKinKiに関しては引き気味の私と初参加の母とでは、せめて普通のレベルには面白かったり内容があったり納得できたりしないと、ホントにどうでもいい話になってしまう。前夜が調子よかっただけに差が・・・。


それでもまた30分くらいは喋ってたのかなあ。なんかね、仲良しの2人の下らないバカ話が止まらないっていうよりも、特に話題も話したい気持ちも無い中、お仕事なんで一生懸命話題を探して時間を埋めているというような・・・。改めて、最近の2人の距離は、別に悪い意味じゃなくても、本当に仕事だけなんだなあと思った。


それでも、一番嫌なKinKiのMCのパターンでは無かったかのは、評価に値するところ。・・・て、KinKiのMCに対してはハードル低すぎだな私(苦笑)。
とりあえず剛が凄く頑張ってて、以前のような暗くて冷や汗の出るような愚痴や他人落としをするでもなく、不機嫌に黙り込む事も無く、気持ちを自分で奮い立ててネタを懸命に回している姿は、なかなか新鮮だった。前向きな頑張りを感じた。それを延々聞いて相槌を打っている光一の心境は、後姿しか見えなかった私には推し量れないけれども、私には何か感慨深いような部分があった。




【どの曲かわからないけどロック調の曲】

大昔の私だったら絶叫して萌え狂うくらいの状況があった。
サビに近付いて来たところで、2人それぞれハンドマイクで歌いながら、光一が剛の背後に全身ぴったりと密着。真横だったんで、2人の間に隙間が全く無い状況がしっかり確認できた。かなり長い間そのまま歌っていて、盛り上がるにつれ剛が背後の光一にどんどん凭れかかりのけぞって・・・。光一が「感じ合って」だか、剛が「エクスタシー」だか(ソラミミかも)叫んで、剛はアハ〜ンな表情、光一はいつもの超男前なシャウト。
・・・これ、世が世なら・・・(ため息)。




【規制退場のアナウンス】

色んな欲求不満や疲労の溜まったところに、最後のこれがもう、本当にキツかった。これによって神経焼き切れるくらいイライラして、トドメの疲労がドっと来た。全部言えば百行くらい文句がある。


雨のせいで規制退場が40分くらいかかって、私達はその最後の最後まで会場に居させられる事になったんだけど、その間アナウンスの兄ちゃんが、誘導以外のどうでもいいネタも交えた話をずーーーーーーっと、のべつまくなし喋りっぱなし。足元の注意や忘れ物注意、交通の注意まではまだいい。このあと数日の天気や、年末年始の天気、その天気図の詳細説明、年賀状の準備、初詣での混雑の具合などを、自分の気持ちやちょっとした笑いネタも交えつつ、よどみなく延々40分・・・。


ものっすごい勘違い。まるで何かの前座か前説か。自分はこの場を持たせるべく一手に任された芸人とでも思っているんだろうか。この広いドームに自分の声が響くのが嬉しくてしょうがないというような意気揚々としたトーク。立ちっぱなしのコンを終えて、色々ストレスはあったけどやっと落ち着いて座って、あの歌がどうだったねとかここの部分は良かったよねとか総括して気持ちを鎮めたいところ。これから何食べようかとか明日どうしようかとか気持ちを新たにしたいところ。どこの誰とも知れない一スタッフのヨタ話を、逃げる事もできずに座らされて、他の事を考える事も遮られ、疲れた身体で興味の無いイラつく話を延々聞かされ続けなければならないこの状況は、本当に辛かった。


後ろの若いねえちゃんも「聞いてへんわ!#」って言ってた。隣の隣のおばさんも、たまりかねたように「うるっさいな〜〜〜!」って言ってた。私と母はこめかみに青筋立てながら引きつった笑いを続けるしかなかった。
もう最後に数ブロックしか残って人が少なくなった頃、「なんで私がこのように天気の事を良く知ってるかといいますと・・・実は私、気象予報士なんです!」と自慢げに彼が言った時には、私も母も心底呆れて、ポカンと空いた口の顎が床に付く勢いだった。こんな思いをするくらいなら、規制も破って公演直後に走り出た方が利口だとすら思った。




【帰途】

電車に乗るまでも大行列で大変だったし、乗ってもギューギューで大変だった。母をここまで過酷な状況に付き合わせたのも、本当に申し訳ない気持ちと、「だってしょうがないでしょ!」という逆ギレ(苦笑)と、色々混じってホント疲れた。
ちなみに、コンが終わったのが9時10分頃。心斎橋のホテルに着いたのが11時。電車で5、6分の距離なのに。これが、コン内容は大満足ならまだしも・・・せめて視界が良好だったらまだしも・・・いや、もう言うまい。全ては運の巡り合わせだ。どだいこの天気では、安楽コンなんて無理だったのだ。次回・・・があるかは分からないけど、母を誘う時は心しよう。いい勉強になった事にしよう。