Endless SHOCK2/9昼(My初日)

部分によって満足度の振れ幅が大きすぎて、一言で感想が言い難い。 嬉しい想定外と残念な想定外と。しかし確かな想定内と。
「もうこれは用事を全部キャンセルして通い詰めねば!」と奮い立つ時もあれば、いつの間にか一歩引いて「そろそろドリボみたいに一公演観れば満足できる人になろうかな〜」などという思いがよぎってみたり。 My初日で自分も、観ながら過去の記憶がフラッシュバックして、それと比べてあーだとかこーだとか、いちいち混乱してるわ。
まだまだ初日から4日。今感想を総括すべきでない。これからの進化を楽しみとしよう。前回書いた日記がいみじくも自分を元気付ける。
とりあえずの第一印象記録として、人物ごとに断片的な感想を羅列しておこう。

★★★以下ネタバレ★★★




【席】

2階の中ほどやや右より。




【光一】

ヲタの贔屓目だろうが、光一に関してはもう改めて頭下がりまくり。やっぱり凄い人だ。SHOCK帝国をつかさどる王子はただ者ではない。
パンフには、去年1年ヲタがあれこれと心配したり詮索したり勝手に思い詰めたりしていた、色んな事への答えが、はっきりと信念を持った口調で、そして優しい配慮を持って語られていた。これが今回何よりも嬉しかった事。去年貰えなかったSMGO(=ヲタへのラブメールと私は思っている。←痛)を一気にまとめて貰った感じ。私達の気持ちは通じていたんだなぁ・・・。渦中にある時は言えない事が、こうやって努力を積み重ねて、ある程度確信が持てたからこそ、穏やかな口調で言えるんだ。・・・言えるところまで来たんだなぁ・・・。SHOCKの事は光一に任せておけば大丈夫。光一の未来も、光一に任せておけば大丈夫.。(当たり前だ!と本人に怒られそう・苦笑)
ヲタとは痛いものなのです。これからもウザがられようがついて行きます。心配が過ぎて時々ヤケクソなダメ出しをしたくなる愚か者に、どうかお慈悲を。

  • OPは前回同様、まばゆい黄金衣装でのフライングで一気に夢の世界へ!これぞ王子。スタンドカラーは光一の為にある。 一糸乱れぬMAを背後にピッタリ従えて踊る様は、帝国の王子と従者そのもの。
  • 露出の多い「ジャングル」は、私にとって光一のフィジカルなフェロモンが確認できる絶好ポイント。一昨年の息もできないくらいのエロ気垂れ流しには届かぬものの、去年修行僧のように痩せて封印されたフェロモンは、今年美しい洗練を伴って薫り立った。 これは、演者の目を気にせずガン観できる2階席も集中できて良いが、せっかく帝劇というキャパで観る機会を得たのであれば、是非一度は至近距離で拝む至福を味わいたいもの。かくして、チケットは高騰していくのだろう・・・。欲を言えば、もうちょっと脂肪を。大変なんだろうけども。(だって実際、今からこれじゃ楽近くにはどうなっているんだか・汗) 
  • 衣装・舞台装置などはどれもゴージャス化してたけど、中でこれは絶対NG!という変更が。「セメタリー」の光一衣装。なんであのビラビラ付きお袖のシャツやめちゃったんだよ〜(泣)。 光一の腕の美しさを最高に引き立てるオイシイ衣装だったのに。
  • 生歌!!うおお〜、これは嬉しい驚き。手に汗握る感はあるけれど、この前向きな挑戦は感動に値する。諸手を挙げて全面支持。これを待っていたんだよ・・・。 時間かけてレッスンを重ねたんだろうな。自己流ではなく、明らかに本式に発声を訓練した努力の跡が見て取れる。舞台というのは「自分を追い込むのにふさわしい場所」「逃げも隠れもごまかしもきかない場所」という、パンフの言葉が染みる。そういう意味で、ヲタにとっても、もちろん光一にとっても、舞台というのは、雑念を入れずに古き殻を破る為には、最適な現場となるだろう。
  • 生タップ!!これは完璧!!脱帽した。タップ終わってイスにドッと腰掛けて、即座に従者達に靴を履き替えさせる一連の動作がカッコ良すぎ。 実は去年、生になる前のこれを観て、正直、「う〜ん・・・吹き替えでここまでカッコ付けられると・・・。これは生だからこそ意味が出るのでは?」とずっと心に引っかかっていた。目指していたのはコレだったんだね。大納得です。 太鼓芸もしかり。はしごフライング、片足吊りぐるぐるもしかり。芸の精度が上がるとこんなにも舞台全体が自然で上質な物になる。光一が目指すところは間違っていない。そう改めて確信できる機会をありがとう。




【亮】

ううう〜む・・・そ、そう来たか・・・・・・・。そうか・・・・。ううううう〜〜〜む・・・・・・・(汗)。
すまん、亮。 芸もダンスも見違える程上達して、自信に満ちた風貌も身につけ、フライングまでやっちゃったりして、亮は改めて凄いと感心した。しかし・・・。 翼の怪我で突然亮の出演が決まって、去年とは違った意味でドタバタの突貫の中、よくぞここまで自分で考えて準備した。アッパレとも思う。しかし・・・・・・! 本当にすまない、亮。私が初回観た上での正直な感想は、「残念」だ。


私は去年の、ヘナヘナでヨロヨロで、今にも倒れてしまいそうに、情けなく危ういリョウを愛しすぎてしまった。 気ばかり強くって芸が伴わなくて、でも認められたくて寂しくて。 なりふり構わずヤケクソ交じりで、必死にコウイチに追い縋るリョウに、感情移入しすぎてしまった。 去年の大好評を得た上で、今年彼なりに上を目指し、新しい解釈で進化させたという、前よりちょっと自立したリョウ。 それが私には寂しくてしょうがないんだ。ヲタの自分勝手な好みだね、すまんこってす。 事実、新しいリョウの方が、元の脚本通りのリョウ(ツバサ)役に近いんだろうと思う。芸的にも「ライバル」って感じにだいぶなったし。 しかし・・・私の求めていたのは、ソコではなかったんだな〜・・・。


ちょっとクールで真意を隠し風味にしたのは、遥斗好評の余韻なのかな。うん、遥斗はめっちゃ好きだよ。TVでは、ちょっとヒネたクールな感じで、とっても魅力的だった。でもあの微妙な魅力は、舞台では単に無表情に見えて、伝わりにくいだろうな。 私は去年の激しいまでの表情豊かなリョウが好きだった。彼の喜怒哀楽に引き込まれた。愛情に飢えて、イッパイイッパイに虚勢を張っているような愛らしい瞳に、たまらなくそそられた。やっぱり亮に対してはS心が抑えきれないんだな、私(苦笑)。赤エプロンでヒョロヒョロ踊るモップダンスなんて、んもーーんもーー余りの可憐さに呼吸困難に・・・・・ って・・・ああっ!!そうだ、あのシーン、今年カットんなってる!ああ〜。アレは惜しいな〜・・・


まあでも、まだまだ幕は開けたばかりだ。 webによるとやっぱり直前まで役作りに迷っていたとこもあるらしいし。亮は結構ヲタの反応とかをチェックしてるらしいし、今後も臨機応変に変えてくる可能性は十分ある。 まあ、私はまだ他のヲタの反応を全くチェックしてないんで、コレが好評だったら私にとっては望みは絶たれる訳だけど。 
それに、考えてみたら、リョウが雰囲気変えてきたのは前半だけだしな。後半罪の告白以降は、以前通りのリョウな気もする。初見では前半の違和感が先にたって、何でだろうとか考えちゃって、その後もうまく楽しめなかったんだけど。 真っ白な心で観るべきだったのに、リョウについては固定観念バリバリすぎたもんな。悪い癖だわ。 次回は拘りをとっぱらって、また新しい気持ちで臨もう。




【MA】

も〜う、彼らは相変わらず文句無し!最高のヤツらだよ。 それぞれに自信も存在意義も深め、光一座長の率いる元、全部を預けて、ただひたすらに全力を尽くす。あっきーも町田もヨネもやらっちも、みんなそれぞれキャラが立ってきて、光一&MAの関係が大好きな者にとっては楽しい限り。

  • あっきーはSHOCKの笑える進行役がますます板についてきたな〜。OPの観客との掛け合いがホント和むわ。 光一と亮ばっかり双眼鏡で追ってて、たまにはあっきーも観てやるか(笑)と思ってガン見したら、丁度目ヂカラ入れて歌ってるとこで、顔ガコワくてビビった。聞きしにまさる・・・。 死の淵から戻ってきた(?)コウイチに蹴られて「アァ〜〜〜」とか妙な奇声を上げるとこは、いつもながら大笑いしちゃう。ちょっとシモに走りすぎて大丈夫かよ?って思う時もあるけど。 
  • 町田は今回だいぶセリフが増えたんじゃない? 自他共に認める「光一(コウイチ)好き」が反映されて良かったね(笑)。リカがコウイチに抱きついてるのを見て凄いドス声で「ずるいぞリカーーーー!!」って突進してくとこ、最高笑った(笑)。コウイチの後ろで本当に楽しそうに踊ってる笑顔が、すっごいカワイイ。癖のあるクネクネした動きも大好き(笑)。 またMAん華鏡で光一裏レポよろしくネっv
  • ヨネはあんなに丸々太った姿を見た事無いんで、まずそれでビックリ。いつも舞台で痩せちゃうって気にしてたから、今回は頑張って蓄えたのかな。それにしても見慣れないからちょっと笑える(笑)。ダンスのキレに影響は無いのかな? 目が回らなくてまだヨネチェックできてないけど、光一や亮を影で支える、熱いお兄ちゃんなのは先刻承知。「こういう人にみんなはついていくんだろうなと光一くんを見てるとわかる」とパンフにもある通り、その光一シンパぶりはまたひときわなものがある。今回も光一の体重チェック、どうかひとつよろしくお願いします。
  • やらっちも何だか福々して見えるぞー。MAみんな丸々してるから、光一が余計細く見えるんだろうか。 やらっちもセリフ増えたよね。相変わらず舞台の声が通って綺麗。ライブフォトの写真が凄く可愛い。やらっちのいつも媚びない正直な語りは、だから余計に胸に響くものがある。MAでは最年少ながら、自分メインの舞台とSHOCKは別だから、「出ていくべき部分は出ていきながらも、光一くんを引き立てることを心がけています」という、このオトナな物分り。すみませんが今後も何卒宜しくお願いします。




【リカ役の子】

(★★★ファンの方には申し訳ない。第一印象では負の感想しか無いので、以下はオススメできません。★★★)

確かに小さい。どんなに芸達者でも、光一より顔がデカくてガタイの良い女との恋愛絡みは見るに耐えない私には、最低限の条件は確かにクリアしてる。・・・しかし、それだけ。 パンフでは可愛く見えたし、経歴もそれなりだったんで、まあまあかなと思っていたんだけど・・・。 大きな特徴や嫌味は無い代わりに、魅力が全く感じられないのだ。これで5歳から舞台やってるのか・・・。19歳か・・・いや〜・・・この色気の無さは一体・・・(汗)。 いや、変なネットリ感醸し出されても困るし、役的には幼くてもOKなんだけど、せめてもう少し華を・・・。 なんかコウイチを想う気持ちも大して伝わってこないんだよな〜。一生懸命声張ったり動いたりはしてるんだけど、表面的にこなしているだけというか。いわゆる・・・ヘタ?(汗)・・・なんじゃないかと思ったりして。


まあ、これも申し訳ない事に、私的に最高だった去年のメイサちゃんと、どうしても比べてしまうんだろうな。彼女は本当に良かった。コウイチとのロミオ&ジュリエットなんて溜息ものだったわ。表情も良くて、演技も凄く伝わるものがあった。ダンスは一般的にはヘタというらしかったけど、私には魅力的だったな。何といっても華があった。立ってるだけでウットリだもん。
まあ、今回の子も、きっとギリギリでドタバタに出演決まったんだろうし、そういうジャニのやり方に慣れてない子は、他舞台との違いがかえって大変かもな。今は右も左も分からないって感じかも。今後改善の余地もあると、期待せずに期待しておこう。




【その他】

只でさえ近視眼的な私には、コウイチと主要キャラを追うだけで手一杯。本当はもっとダンサーさんとか全体の構成もよく見たいんだけどな。どうしてもその時その時で、それよりも光一や亮ガン観の方が、私にとって最重要課題になってしまうんだな。これから余裕が出て気づく事があったら書いていきたい。





さあ、やっと他人の感想禁も解けた。光一サイトへ旅立とう♪